診療案内 Treatment

子供の歯の治療

シーラント

シーラント(Sealant)は、虫歯を予防するために歯の溝をあらかじめ埋めておく処置のことです。主に乳歯の奥歯や、生えたばかりの永久歯(特に「6歳臼歯」)に行われます。

痛みを伴わずに短時間でできる保険適用の処置です。子供の虫歯予防として非常に一般的な処置です。

なぜシーラントが必要?

奥歯の噛み合わせの面には、細かく複雑な溝がたくさんあります。この溝は歯ブラシの毛先よりも狭く深いため、どうしても食べかすやプラーク(歯垢)が溜まりやすく、奥歯は虫歯リスクが最も高い場所の一つです。

シーラントで溝を塞いでおくことで、汚れが奥まで入るのを防ぎ、歯磨きもケアしやすくなります。

主な特徴とメリット

  • 削らずに予防できる

    歯を削る必要がないため、麻酔も使わず痛みはありません。短時間でできる処置ですので歯科医院に慣れていないお子さんでも受けやすい処置です。

  • 虫歯予防効果

    シーラントに含まれるフッ素が徐々に放出され、虫歯の予防効果も期待できます。

  • 保険適用

    健康保険適用です(12歳まで)

奥歯の溝とシーラントの仕組み。左側は溝に汚れと菌が溜まりやすい状態、右側はシーラントで溝を埋めて保護した状態。
奥歯の溝とシーラントの仕組み

処置の流れ

  1. 歯の清掃

    溝に溜まった汚れを綺麗に取り除きます。

  2. 前処理

    シーラントがしっかりくっつくよう、歯の表面に薬液を塗ります。

  3. シーラントの充填

    シリンジに入ったクリーム状のシーラント剤を溝に流し込み、光(5〜10秒照射)を当てて固めます。

  4. 確認

    噛み合わせに問題がないかチェックして終了です。

シーラント処置の流れ。清掃、前処理、充填、光照射、完了までの図。
処置の流れ

注意点・押さえておきたいこと

取れてしまうことがある

硬いものを噛んだり、経年劣化によってポロッと外れたり磨耗したりすることがあります。取れた状態のまま放置すると隙間に汚れが溜まりやすくなるため、定期検診で状態を確認することが大切です。

すべての虫歯を防げるわけではない

シーラントはあくまで「歯の溝」を守るものです。歯と歯の間や、歯の側面などの虫歯予防には、毎日の歯磨きやフロスが欠かせません。

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