診療案内 Treatment

顎・顎関節

顎関節症

  • 顎が痛い
  • 口が開かない
  • 口を開けるときや閉めるときにパキパキ、カクカク音がする

その症状、顎関節症かもしれません。

顎関節の位置と症状。耳の前にある顎関節と、痛みなどが起きるイメージ図。
顎関節の位置と症状のイメージ

顎関節症の「三大症状」

  • あごの痛み

    口を開け閉めするときや、硬いものを噛んだときに、耳の前や頬の筋肉が痛む。

  • あごの雑音(関節音)

    口を開閉するときに「カクッ」「ポキッ」あるいは「ジャリジャリ」と音が鳴る。

  • 口が開かない(開口障害)

    指が縦に3本入らない(正常な開口度は約4〜5cm)。あごが引っかかるような感覚がある。

主な原因

1つの原因だけでなく、いくつかの要因が重なることで発症・悪化することがほとんどです。

  • 要因 1

    日常の癖(歯ぎしり・くいしばり)

    無意識に上下の歯を接触させる癖、歯ぎしり、噛みしめ、くいしばりなど。

  • 要因 2

    ストレス

    精神的な緊張によってあごの周りの筋肉が収縮し、あごへの負担が増加する。

  • 要因 3

    生活習慣・姿勢

    頬づえ、片側だけで噛む癖、スマホ閲覧時のうつむき姿勢、猫背。

  • 要因 4

    咬み合わせや骨格の問題

    歯並びや被せ物の不適合による左右のバランス崩れ。顎が小さいなどの骨格的な要因。

発症・悪化につながる要因。歯ぎしり・くいしばり、ストレス、姿勢、咬み合わせのイメージ。
発症・悪化につながる要因

治療法とセルフケア

基本的には保存的治療(身体を傷つけない方法)を中心に進めます。

セルフケアのポイント。歯を離す意識、あごのマッサージ、硬い食べ物やガムを避けるイメージ。
セルフケアのポイント
  1. 生活習慣の改善

    長時間のスマホ使用や頬づえを避け、日中に「歯を離す」意識を持ってみてください。

  2. マッサージ・温熱療法

    あごの横(咬筋)や頭の横(側頭筋)をやさしくほぐしたり、気持ちの良い温度で温めてみるのも効果的です。ただし強い痛みがある場合には逆効果になることもありますので受診をおすすめします。

  3. 硬い食べ物を避ける

    症状があるときは顎に負担がかかる硬い食べ物や、よく噛んで食べる食べ物(スルメ、フランスパン、ガムなど)は避けましょう。

歯医者さんでできる治療法

  • マウスピース(スプリント療法)

    就寝時に装着し、歯ぎしりや食いしばりによる関節への負担を和らげ、あごの関節を正常な位置に戻す効果もあります。マウスピースを作る際には歯科医院で歯型をとって作製します。顎関節治療用のマウスピースは保険適用です。3割負担の場合、費用の目安は3,000〜5,000円程度です。マウスピースのタイプによって金額が異なります。

  • 薬物療法

    痛みが強い場合に消炎鎮痛剤を一時的に処方します。

  • 開口訓練

    開かなくなったお口を少しずつ開くようにする訓練です。

マウスピース(スプリント療法)のイメージ。透明なマウスピース本体と装着例。
マウスピース(スプリント療法)のイメージ

受診の目安

「音が鳴るだけ」で痛みがなく、お口もしっかり開く場合は経過観察で済む場合もあります。痛みが強い場合や口が開かない(指2本以下)場合、ご自身で判断がむずかしい場合は放置せず受診をおすすめします。

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